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~ハウス・フォレストの記録~ ノート23

2人は、森から帰るとゆっくりと休んだ。
明日は、初めての大会だ。
なんだか緊張してなかなか寝付けなかった。

朝起きると、ミカエルがハーブティの葉を作っていた。
「おはようございます。大会はコロシアムで行いますので
がんばってきてくださいね。」
にっこりと笑いかけると作業を続けていた。
2人は、コロシアムへ急いだ。
さすがにたくさんの人がいた。
「あ、きたきた。」
フーコは2人に駆け寄ってきた。
「初めての大会で緊張してるかな?
まぁ、気楽にがんばりなさい。」
フーコがそういうと、Cランクの出場者の招集がかかった。
2人は、緊張しながら出番を待った。

まずは、オペラの出番だった。
相手はナムピョンというちょっと頼りなさそうな男だった。
「ナムピョン選手棄権しま~す!」
急にナムピョンは両手を上げていった。
「僕は、もともとは研究室で働く神官なんだ。
少し、竜使いのマネゴトをしているだけなんだ。
じゃ、まぁ、そういうことで、あとはヨロシクゥ♪」
ナムピョンはそういうと帰っていった。
オペラはぼーぜんとナムピョンの背中を見ていた。
オペラが戻ると、スバルががっかりしていた。
「どうしたんだ?」
「いや~。負けちゃって・・・」
スバルは、隣のリンクで戦っていたようだ。
「まぁ、ステップ2だししょうがないよな。」
スバルはまぁ、そうだな~。と気持ちを取り直した。
オペラの次の相手は、シュリエというサーチャーだった。
不思議なゴーグルをしている。
しかし、シュリエの竜はステップ3。
オペラの竜はステップ2。
明らかに実力差があった。
なんとか、粘ったが、やっぱり負けてしまった。
「うーん。もっと竜をきたえなくちゃ!」
次こそは優勝目指そう。
2人はお互いに気合をいれた。

by mikaeruk2 | 2005-06-28 23:51 | 読み物(?)

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