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~ハウス・フォレストの記録~ ノート8

その先は、遺跡の入り口のようなところだった。
ブロックの壁のようなものがあり、奥には祠のような建物が見える。
オペラはきょろきょろした。
「精霊はロックオンすると、戦闘フィールドへ突入するわよ。
戦闘フィールドは40秒くらいで消えちゃうから・・・
すばやく判断して戦うのよ。
・・・・精霊は、竜の攻撃でしか倒せないの。
人間の武器はきかないの。
だから、竜使いは 最後の希望といわれてるのよ。」
「最後の希望・・・・」
オペラはつぶやいた。

しばらく、前に進むと水色の鳥のようなものが浮いていた。
「あ、あれなに?」
オペラはその鳥に指を差した。
「ベビーハーピーよ。ロックオンしてみて。」
オペラが言われたとおりにやると・・・
不思議なフィールドが現れた。
ベビーハーピーが3体いる。
「えっえっ?」
オペラは混乱した。
何をすればいいのかわからない。
初めての戦闘で緊張している。
「ジーラッ!」
フーコがそう叫ぶと、竜は反応し
なにかをためている。
そして、ベビーハーピーにむかって
口から、水の球を吐き出した。
その球があたると、ベビーハーピーは消え
小さな光になり、フーコのもっていたポットに吸い込まれていった。
オペラは、フーコのことを見つめた。
「な、なにぼーっとしてるの。竜に命令するのよっ。」
「え。」
「さっき、レンタ竜の覚えてる技リストもらったでしょ。
・・・・フューラッ!」
フーコの竜は、今度は風のブレスを飛ばし、ベビーハーピーを倒した。
オペラは心得に挟まっている紙をとりだした。
「えっと、かみつけっ。」
竜は敵へ向かって一直線に走り出した。
「わっ。」
オペラはバランスを崩し、落ちそうになったが
なんとか体勢を立て直した。
竜が噛み付くと、ベビーハーピーはポットの中に吸い込まれていった。
「か、勝った~」
オペラは初めての勝利に酔いしれた。
そして、フーコのほうをみた。
・・・・・
「今、倒したときに吸い込まれたこれが、精霊ポット。
この精霊を本部に収納したり、カードにしたり・・・・
でも、一番は竜に食べさせるのよ。
竜は、精霊を食べることによって成長するの。
でも、そのうち成長しなくなってしまうので
そうなったら転生させて子供からやりなおすのよ。
転生させると、成長が早くなるからより強くなりやすいのよ。
まぁ、わからないことがあったら 竜使い心得を読んでね。」
フーコは早く終わらせたいのか、まくしたてた。
「は、はい。 あ、あの。ちょっと聞きたいことが」
「え、なに?」
フーコは不思議そうな顔をして聞き返した。
「竜使いって 以外と女性多いんですね・・・」
「ああ、そのこと。 昔はほとんど男の人だったらしいけど
最近、以外と女性も増えてきているらしいわね。」
フーコは竜をほめながらいった。
「あ、そうそう。覚えてほしい技をやったときは ほめてあげてね。
そのうち、理解してくれるわ。
覚えてほしくない技をやったらしかってね。」
フーコはそういうと左右に分かれてる道を右へ行った。
「地図を見て。」
オペラは、腕についているグローブの機能の地図をみた。
地図には、あたりの様子と 青いコウモリの形のようなもの
ん、動いている。
それと、ピンクの○ これは動いていないようだ。
「青いコウモリのようなものは、精霊よ。
ピンクの○は・・・」
そういうと、フーコはピンクの○の位置へ行った。
変なつぼが置いてある。
「これが、精霊がためこんだ宝つぼ。もともとは人間のものだし、
もらっちゃっていいわよ。それー。」
フーコはつぼをあけた。中には精霊丸Sがはいっていた。
「これは、竜の体力を回復する薬よ、あなたにあげる。」
フーコはオペラに手渡した。
「なに変な顔してるの?」
「あ、いえ・・・つぼって封印があるとか・・・」
「あ、そうそう。今のつぼにはなにもついてなかったでしょ。
これは封印がないからなの。封印があるつぼには
角のようなものが生えてるのよ。
角の数が多いほど強い封印なの。
封印をとくには、光のカギかサーチャーの能力が必要なの。
それより、やっぱりあの男、何か言ってたんでしょう。
・・・・・まぁいいや。さ、制限時間までにたくさん精霊を倒すのよ。」
オペラは言われたとおりに精霊を倒していった。

時間が来て、出撃ピットに戻った。
「お疲れ様。結果は・・・・・・」

by mikaeruk2 | 2004-11-21 20:04 | 読み物(?)

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